WordPressのブロックテーマは、まだ日本では情報も少なく、ブロックテーマも普及が遅れているため、操作に慣れるまでには多少の時間がかかるかもしれません。
ブロックテーマの操作方法一般については、日本語公式サイトほか、書籍やインターネットの情報を参考に、まずはいじってみるのがよいでしょう。
「FullSite-Patterner」の制作にあたっても、最初は慣れない作業を何度もやり直しました。
ブロックテーマのカスタマイズでの注意点は別記事でも述べましたが、特に下記の点に注意が必要です。
テンプレートをエディターでカスタマイズして、サイトの表示が変更されても、それだけでは実際にはテンプレートは変更されていない
テンプレートの変更は、サーバーのデータベースに保存されています。
テンプレートが更新されたと思ってFTPでダウンロードしても、バックアップしたことにはなりません。
サイトの変更をテンプレートの更新に反映させるには、次の方法があります。
エディター画面から、テンプレートのエクスポートを行う
「エクスポート」は、更新を反映したテンプレートのダウンロードメニューです。
しかしサーバーの環境などによってはエラーが出る場合があります。
ほかにも次のような方法がいくつかあります。
「テーマファイルエディター」にコードをコピーする
「外観」-「エディター」メニューで、更新したテンプレートやテンプレートパーツを、コードエディターで表示させ、コード全体をコピーします。
「ツール」-「テーマファイルエディター」メニューから、更新したテンプレート、テンプレートパーツを選択してコードを表示させます。
コピーした変更後のコードを、「ツール」-「テーマファイルエディター」メニューで表示させたテンプレート、またはテンプレートパーツに貼り付けて、そっくり内容を入れ替えます。
「ファイルを更新」ボタンをクリックして保存します。
更新されたファイルは、FTPでダウンロードすればバックアップにもなります。
プラグイン「Create Block Theme」を使って、更新後のファイルをエクスポートする
WordPress公式プラグイン「Create Block Theme」をインストールすると、「外観」メニューに「Create Block Theme」メニューが表示されます。
「エクスポートする」メニューは、更新を反映したテンプレートのダウンロードメニューです。
しかしサーバーの環境などによってはエラーが出る場合があります。
オリジナルテーマを制作する場合には、「Create Block Theme」がほとんど必須です。
WordPress公式プラグイン「Create Block Theme」を、「外観」メニューから選択します。
テーマに「上書きする」メニューをクリックすると、データベースに記憶していたファイルの更新が、テンプレートまたはテンプレートパーツに上書きされ、データベースの方は消去されます。